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離職率



離職率

2010.6.1

photo 求職者の方からよくいただくご質問に「企業の“離職率”を教えてください」というものがございます。転職される方からすれば、その企業に社員の方が定着しやすいのかどうかは、気になる要素だと思います。このご質問をいただいた時に、私が思うことは2点あります。
@そもそも“離職率”の意味(少し難しく言うと定義)をご存知なのだろうか?
A“離職率”が何%だと「低い⇒応募しよう」と感じ、何%だと「高い⇒応募は控えよう」と感じられるのか?


まず、@の離職率の定義は諸説あるようです。一般的には“入社後3年以内に会社を辞める人の割合”を指すことが多いようですが、他にも“1ヶ月間の離職者数を前月末時点の雇用者数で割ったパーセント”や“中途入社の人が1年以内に辞める割合”などです。ではAについて、皆様は基準をお持ちですか?@のように定義が複数ある(複数ある時点で定義ではないのかもしれませんが)ものに対して、基準を持つことは困難ではないでしょうか。あるいは離職率というデータ自体が無意味なのかもしれません。




そもそも、(もしそれが意味があるものであっても)離職率というデータというのはあくまでデータです。極端な例ですが、離職率が100%の企業があっても、その企業で数年勤務すれば経営に近いポジションに行ける可能性が高くなるでしょう(ライバルはすぐに辞めていく訳ですから)。経営層からの信頼もあつくなるかもしれません。逆に、離職率が0%の企業であれば、新しいビジネス展開が積極的にされ、事業が拡大され、ポジションが増えないと、なかなか昇進はできないかもしれません。


また、離職率が低い会社はもしかするといわゆる“生ぬるい会社”かもしれません。そのような環境をお求めの方向きの可能性が高いです。離職率が高い会社は同業他社などからヘッドハンティングされるような優秀な社員が多い会社かもしれません。独立するようなモチベーションを持った人材が多い場合もあるでしょう。

恐らく、“離職率”という言葉にはネガティブな意味を含めて捉えられている場合が多いのではないかと思いますが、決して悪い意味だけに捉えないでいただきたいと思います。


そのようなデータを中心に会社選びをするのではなく、企業研究などや面接を通して、“転職の目的(例えば、厳しい環境を求める、生ぬるい環境を求める、早く経営に近づきたい、昇進はしたくない等々)をかなえられる企業なのか”を基準に判断していただきたいと思います。他の方にはマッチしていなかった企業であっても、あなたにとってはベストマッチの会社かもしれません。






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