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ファッション業界コラム



Vol.3 転職格差は適応力格差 あなたは空気が読めるか?


photo 先日の日経新聞に、“四年生大学新卒の就職活動(いわゆる就活)は今年も引き続き売り手市場で、一人で何社も早々に内定を取り付ける学生が大勢いる”という記事が掲載されていた。

日本全国労働人口が減少していく中で、四大全入学時代の突入と共に、選びさえしなければ出口の就職も楽勝なのかと羨んだ。が、その記事にはこうも記されていた。“多数内定を取る学生とは対照的に1社も内定が取れない学生群も少なくない”という。気になった。
こんな新卒採用人材不足でなぜに内定が取れない学生がいるのか。件の記事曰く“適応能力の高い学生は複数内定をとり、適応能力の低い学生が内定を取れない”と、学生部か就活指導部の方のコメントだった。




転職活動においても、この“適応能力”があるか否かは、その成功を左右する大きな鍵である。そのことを求職者の方々は認識していただきたい。新卒市場も転職市場も全く同じである。 我々のような人材紹介会社を通しての転職活動においても、直接企業にアプローチする転職活動においても、決まる人は何社も内定を取る。残酷な事実だが新卒と同じだ。では、求職活動における“適応能力”とは何か。


簡単に言うと、自分の能力を客観的に把握できる力。つまり、自分が出来ることと出来ないことの判別がついている、また相手の求めるリアクションや状況の変化に対して自分なりに考えてそれを言葉や文字、そして行動としてアウトプットできる能力ではないか。流行り言葉で表現するなら、“適応能力がない=空気が読めない”とも言える。そういう視点において転職格差というものが存在すると思う。但し、その格差は転職する側の意識の格差から来るものに他ならない。




先に、“適応能力とは、自分が出来ることと出来ないことの判別がつくこと・・・”と述べたが、転職には“自分のやりたいこと”の意識が加わる。ところが、残念ながら多くの場合、自分の出来ることとやりたいことはイコールではない。やりたいことが出来ることではないのなら、出来ないなりの付加価値を付けなければ、採用する企業には“あなたの価値は見出せない”と判断されてしまう。


また、自分で情報を集めて分析(情報を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えること)して、自分なりに判断する力が成功する転職には不可欠なのだ。例えば、“転職で年収があがる”という情報も100%そうとは言いがたい。全体の平均でも30%程度ではないか。いわんやファッション業界ではもっと厳しいだろう。若年層であれば比較的そのようになる可能性は高いが、30代も半ばを過ぎると、より高い技能やマネジメント経験などが評価に加わる。


日本が世界に誇ってきた“年功序列型給与体系”は見事に崩壊し、“職場を変えれば給料が自動的に上がるのが当たり前”などではないのである。新しく正確な情報が必要で、その変化にも適応していかなければいけない。




あなたの転職を成功させるには、相手(企業)に“あなたは採用に値する”と思ってもらわなければならない。そう思ってもらうには、“相手の空気を読む力=適応能力”が絶対必要。私たち紹介会社は黒子に過ぎない。主役はあなた。面接や試験を受けるのはあなた。今からでも遅くない。より適応能力を高めて、自分が納得できる転職活動の準備をしよう。“適応能力は自分力”に他ならない。






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